💼 しごと

保育士の働き先は「保育園」だけではない|施設の種類と、必要になる資格の違い

この記事でわかること

  • 保育士資格で働ける場は、認可保育所のほかに複数ある
  • 認定こども園の一部では、保育士資格だけでは足りないことがある
  • 小規模保育はA型・B型・C型で保育士の配置割合が違う
  • 放課後児童支援員は、保育士資格があると受講のハードルが下がる

求人を探すとき、施設の種類の違いが分からないまま条件だけで比べていることがあります。種類が変わると、対象年齢・規模・そこで働くために要る資格が変わります。 労働条件そのものは園ごとなので種類では決まりませんが、種類で決まっていることもあります。

制度上の位置づけを並べる

種類制度上の位置づけ規模・対象
認可保育所児童福祉法上の児童福祉施設都道府県等の認可
認定こども園4類型(幼保連携型/幼稚園型/保育所型/地方裁量型)教育と保育を一体で提供
地域型保育事業市町村が認可する4類型(家庭的保育/小規模保育/事業所内保育/居宅訪問型保育)原則0〜2歳児
企業主導型保育事業国(こども家庭庁)が推進する助成事業定員の最大50%まで地域枠にできる
放課後児童クラブ放課後児童健全育成事業小学生が対象。放課後児童支援員の研修が要る

← 表は横にスクロールできます →

保育士資格だけでは足りない場合がある

放課後児童支援員になるには、都道府県等が行う認定資格研修の修了が必要です。ここでも保育士資格が効きます — 保育士資格があれば実務経験を問わず受講でき、科目の一部が免除されます。

小規模保育は、A型・B型・C型で中身が違う

職員の要件定員
A型職員全員が保育士6〜19人
B型職員の半数以上が保育士6〜19人
C型家庭的保育者が担う6〜10人

← 表は横にスクロールできます →

小規模保育事業は原則0〜2歳児が対象です。卒園後の受け皿として連携施設の設定が求められています。家庭的保育事業は定員5人以下です。

求人票に「小規模保育」とだけ書かれていることがあります。 A型かB型かで、周りに保育士がどれだけいるかが変わります。聞いて確かめられる項目です。

種類で決まること、決まらないこと

内容
種類で決まること制度上の位置づけ、対象年齢、規模の上限、働くために要る資格
種類では決まらないこと給与、残業の量、有給の取りやすさ、人間関係、行事の多さ

← 表は横にスクロールできます →

後者はすべて園ごとです。同じ「認可保育所」でも中身はまったく違います。種類を見て条件まで推測しないことが、求人を比べるときの前提になります。

まとめ

  1. 働ける場は保育園だけではない。 地域型保育も放課後児童クラブもあります
  2. 幼保連携型では原則2つの資格が要る。 ただし取りやすくする特例があります
  3. 小規模保育はA型・B型・C型で保育士の割合が違う。 求人票では区別されないことがあります
  4. 給与や残業は種類では決まらない。 そこは園ごとに聞くしかありません

よくある質問

Q. 保育士資格だけで認定こども園に勤められますか。
類型によります。幼保連携型で保育教諭として働くには、原則として幼稚園教諭免許状と保育士資格の両方が必要です。片方だけを持っている方がもう一方を取得しやすくする特例が設けられています。
Q. 小規模保育のA型とB型は、働くうえで何が違いますか。
職員に占める保育士の割合が違います。A型は職員全員が保育士、B型は半数以上が保育士です。定員はどちらも6〜19人で、原則0〜2歳児が対象です。
Q. 企業主導型保育は認可外ですか。
国(こども家庭庁)が推進する助成事業という位置づけで、市町村の認可を受ける地域型保育事業とは仕組みが異なります。定員のうち最大50%までを地域枠として開放できます。
Q. 施設の種類で給料は決まりますか。
決まりません。給与・残業・有給の取りやすさはすべて園ごとです。当サイトでは施設の種類から労働条件を推測することはしていません。
Q. この診断は求人を紹介しますか。
しません。自分に合いやすい園のタイプを出すところまでです。無料・登録不要で、入力は端末の中だけで処理されます。

この記事の出典

制度は改正されます。手続きをする前に、必ず上記の一次資料または 所管の窓口で最新の内容をご確認ください。

あわせて読む

同じ運営者の無料ツール