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リボ払いのしくみを、いちばんやさしく|毎月の請求が同じでも、残高は減っていないことがあります

この記事でわかること

  • リボ払いは「毎月いくら払うか」を先に決める方式。回数は決まっていない
  • 毎月の支払いは、まず手数料に充てられ、残りが元金の返済に回る
  • だから請求額が同じでも、残高が減っていないことがある
  • 見るのは請求額ではなく、明細の「残高」と「手数料」の2つ

毎月ちゃんと払っている。請求額も変わっていない。なのに、いつまでも終わらない。 リボ払いでこう感じている人向けの記事です。

むずかしい言葉は、そのつど言いかえます。計算はしません。 明細のどこを見ればいいかだけ、覚えて帰ってください。

1. 分割払いとの、いちばんのちがい

支払い方法先に決まっているもの終わりの見え方
分割払い支払回数(3回払い、6回払いなど)回数が決まっているので、いつ終わるかがわかる
リボ払い毎月の支払額(月1万円など)回数が決まっていない。使うたびに残高が増えて、終わりが遠のく

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リボは「リボルビング払い」の略です。3万円の買い物をしても20万円の買い物をしても、毎月の請求は同じ額になります。

毎月の請求額が変わらないというのが、リボのいちばんの特徴であり、いちばん危ないところでもあります。買い物を増やしても、請求額の見た目は変わらないからです。

2. 毎月払っているお金の中身

毎月1万円を払っているとします。この1万円は、そのまま借りている額から引かれるわけではありません。

  1. まず「手数料」が差し引かれます(利息にあたる部分です)
  2. 残った分が「元金(がんきん)」の返済に回ります(元金=実際に借りている額)

残高が大きく、手数料の率が高いと、1万円のうち多くが手数料に消えます。 その結果、元金がほとんど減りません。「払っているのに減らない」と感じるのは、気のせいではなく、この構造のためです。

3. 「毎月1万円」にも種類があります

規約に書いてある名前かんたんに言うと
元利定額(がんりていがく)方式毎月の支払額の中に手数料が含まれる。手数料が2千円なら、元金に回るのは8千円
元金定額(がんきんていがく)方式元金に回る額が一定で、手数料はそれに上乗せして請求される。「1万円+手数料」になる
残高スライド方式残高が減ると、毎月の支払額も段階的に下がる。楽になる代わりに、終わるまでの期間が延びる

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同じ「毎月1万円」と書いてあっても、この3つでは元金の減り方も、支払う手数料の合計も変わります。どの方式かは規約か明細に書かれています。

4. 気づかないうちにリボになる経路が3つあります

  • あとからリボ — 買ったあとに、その分だけリボに変更する操作です。1回ずつは小さくても積み上がります
  • カードの初期設定がリボ — 申込み時に支払い方法がリボになっているカードがあります。明細に「リボ」の文字があるかで確認します
  • 「マイ・ペイすリボ」などの名前の付いたコース — 年会費の割引などと引き換えに、支払い方法をリボにしているものです

自分がリボを使っているかどうかが分からない、という状態がいちばん多いです。 カードの明細(Webの利用明細でも構いません)に「リボ残高」「リボ払い手数料」という行があるかを見てください。あれば使っています。

5. 上限は法律で決まっています

手数料の率は、カード会社が自由に決めているわけではありません。利息制限法という法律で上限が決まっており、これを超える部分は無効です。

また、買い物のリボ払いと、カードでお金を借りるキャッシングは、別の法律で扱われています。 買い物のほうは割賦販売法、キャッシングは貸金業法です。同じカードの明細に並んでいても、別々の契約だと考えてください。

きょう、やること

  1. カードの利用明細を開いて、「リボ」という文字があるか見る(Webの明細で構いません)
  2. あったら、「残高」と「今月の手数料」の2つの数字をメモする
  3. 先月の明細と見くらべて、残高がいくら減ったかを確かめる(請求額ではなく残高です)

よくある質問

Q. リボ払いと分割払いは何がちがいますか。
先に決まるものが違います。分割払いは支払回数が決まっていて終わりが見えます。リボ払いは毎月の支払額が決まっていて回数は決まっておらず、使うたびに残高が増えて完済が遠のきます。
Q. 毎月払っているのに残高が減りません。なぜですか。
毎月の支払額からまず手数料が差し引かれ、残った分だけが元金の返済に回るためです。残高が大きく手数料率が高いと、支払額の多くが手数料に消えて元金がほとんど減りません。確認するのは請求額ではなく、残高と手数料の額です。
Q. 自分がリボ払いを使っているかどうか、どう確かめますか。
カードの利用明細に「リボ残高」「リボ払い手数料」といった行があるかを見てください。申込み時から支払い方法がリボになっているカードや、あとから特定の買い物をリボに変更する機能もあります。
Q. 残高スライド方式のほうが返済は楽ですか。
毎月の支払額は下がりますが、元金の減り方も遅くなります。同じ残高・同じ手数料率でも、支払額が一定の方式より完済までの期間が長くなり、支払う手数料の合計は増えます。
Q. 手数料の率に上限はありますか。
利息制限法で上限が定められており、これを超える部分は無効です。なお、買い物のリボ払いは割賦販売法、カードでのキャッシングは貸金業法と、根拠になる法律が分かれています。

この記事の出典

制度は改正されます。手続きをする前に、必ず上記の一次資料または所管の窓口で最新の内容をご確認ください。

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