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シャガイ占いとは|モンゴルの骨のサイコロ、出る目は35通り。いちばん出やすいのは「4面ぜんぶ違う」

この記事でわかること

  • シャガイは家畜のくるぶしの骨で、4面に家畜の名前がついている
  • 4個振って出る目は35通り、骨を区別して数えると256通り
  • 縁起がいいとされる「4面ぜんぶ違う」が、35通りで最も出やすい
  • どの面が吉かは、資料によって食い違っている

モンゴルの土産物屋や、モンゴル関連の展示で、白い小さな骨がいくつも置かれているのを見ることがあります。シャガイといい、羊やヤギのくるぶしの骨(距骨)です。遊び道具として広く使われていて、サイコロのように転がして占うこともできます。

この骨には数字も絵も書かれていません。 それでもサイコロとして成り立つのは、4つの面の形がそれぞれ違うからです。

4つの面には、家畜の名前がついている

面ごとの形の特徴から、それぞれ別の家畜に見立てて呼び分けられています。

骨の形その家畜が遊牧民の暮らしで果たす役割
馬(モリ)でこぼこの少ない、たいらな面移動と伝令のための家畜。人を遠くへ運び、群れを追う足になる
ラクダ(テメー)くぼみが2つ並んだ面ゴビ砂漠で重い荷を運び、水を飲まずに長く持ちこたえる。冬の寒さにも強い
羊(ホニ)丸くなだらかな面群れの主力。肉・乳・毛・皮のすべてを供給し、頭数がそのまま財産の単位として数えられてきた
ヤギ(ヤマー)中央に大きなくぼみがある面羊より繁殖が早く、カシミヤという現金収入を生む。一方で草を根ごと食べるため、増えすぎると草原が荒れる

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モンゴル語のカナ表記は、近い音を当てたものです。なお英語版Wikipediaには、平らでない地面では5つめの面「牛」が立つこともある、と記されています。

出る目は35通り。骨を1つずつ区別すると256通り

占うときは4個まとめて振ります。「どの骨がどの面か」は問わず、何がいくつ出たかだけを見ます。4種類の面から重複を許して4つ選ぶ組み合わせなので、全部で35通りです。

一方、4個の骨に①②③④と番号を振って1つずつ区別すると、1個につき4面なので 4 × 4 × 4 × 4 = 256通りになります。同じものを、数え方を変えて数えているだけです。どちらの数え方をしているかで数が変わるので、資料によって数が食い違うことがあります。

そして、この2つの数の差が、そのまま目ごとの出やすさの差になります。35通りは同じ確率で出るわけではありません。

出方の形あてはまる目の数目1つあたりの場合の数確率
4個ぜんぶ同じ4通り256のうち10.39%
3個+1個12通り256のうち41.56%
2個+2個6通り256のうち62.34%
2個+1個+1個12通り256のうち124.69%
4個ぜんぶ違う1通り256のうち249.38%

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目の数の合計は 4+12+6+12+1 = 35。場合の数の合計は 4×1 + 12×4 + 6×6 + 12×12 + 1×24 = 256。どちらも上に出した数と一致します。この表は手で書いた数字ではなく、35通りを実際に全部並べて数えた結果です。

どの面が吉かは、資料によって食い違う

調べていて分かったのですが、どの面が良い面なのかは資料どうしで一致していません。

  • 日本語のモンゴル紹介記事(旅行会社のブログなど) — 馬が最も良く、ヤギが凶とするものが多い
  • 英語版Wikipedia — 凸面である馬とラクダを吉、くぼみのある羊とヤギを凶とする

羊の扱いが逆になっています。一致しているのは「馬が良い」ことと「ヤギが良くない」ことだけです。

当サイトの占いは、この食い違いを画面に出したうえで、吉凶の段階そのものを置いていません。 一致していないものを、どちらか一方に決めて表示することができないからです。代わりに、4つの家畜が遊牧民の暮らしで果たす役割から「進む・耐える・蓄え・ゆさぶり」の一語を置いて読んでいます。

確率には、大きな但し書きがある

上に出した確率は、4つの面が同じ出やすさで出るとした場合の値です。ここは正直に書いておく必要があります。

本物のシャガイは骨なので形がいびつで、実際には面ごとに出やすさが違います。たいらな馬の面と、大きなくぼみのあるヤギの面が同じ確率で立つとは考えにくいところです。

面ごとの出やすさを実際に測って公表した資料を見つけられなかったため、当サイトでは推定の数字を置いていません。等確率として計算していることを、その都度明記しています。

まとめ

  1. シャガイは家畜のくるぶしの骨。 数字も絵も無く、4面の形の違いでサイコロになります
  2. 4面は馬・ラクダ・羊・ヤギ。 遊牧民の暮らしでの役割がそのまま面の性格になっています
  3. 出る目は35通り、骨を区別すると256通り。 数え方が違うだけで、この差が出やすさの差になります
  4. 「4面ぜんぶ違う」は9.38%で最も出やすい。 縁起がいいとされる目が、いちばんよく出ます
  5. どの面が吉かは資料が食い違う。 一致しているのは馬が良く、ヤギが良くないことだけです

よくある質問

Q. シャガイとは何ですか。
モンゴル語で、羊やヤギなどの家畜のくるぶしの骨(距骨)を指すことばです。遊び道具として広く使われており、サイコロのように転がして占うこともできます。骨には数字も絵も書かれておらず、4つの面の形の違いで区別します。
Q. 4個振ると、出る目は何通りですか。
35通りです。4種類の面から重複を許して4つ選ぶ組み合わせにあたります。4個の骨を1つずつ区別して数えると256通りになり、この違いがそのまま目ごとの出やすさの差になります。
Q. いちばん出にくい目は何ですか。
4個すべて同じ面が出る目です。「ヤギが4個」のような特定の目は256回に1回の割合になります。面を問わず4個そろうこと自体は4通りあるので、64回に1回です。
Q. どの面がいい面ですか。
資料によって食い違っています。日本語の紹介記事では馬が最も良くヤギが凶とするものが多く、英語版Wikipediaは凸面の馬とラクダを吉、くぼみのある羊とヤギを凶とします。羊の扱いが逆になるため、当サイトは吉凶の段階を置いていません。
Q. 本物の骨を持っていなくても遊べますか。
当サイトのページで振れます。無料・登録不要で、出た目とその確率、35通りの中での珍しさの順位まで表示します。

この記事の出典

制度は改正されます。手続きをする前に、必ず上記の一次資料または所管の窓口で最新の内容をご確認ください。

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