タイピングが速くならないのは、速く打とうとしているから|伸びる順番は3つ
この記事でわかること
- 速度は3番目。先に外すのは手元を見る癖と、指の担当のずれ
- ミス1回の損失は、打鍵1回ぶんでは済まない
- ローマ字入力は同じ音に複数の打ち方があり、打鍵数が変わる
- 測る回数を増やすより、測る条件をそろえるほうが伸びが見える
タイピングの練習を始めると、たいてい最初から速く打とうとします。 そして速く打つとミスが増え、修正に時間を取られて、結果としてスコアが伸びません。
順番があります。速度は3番目で、その前に外すものが2つあります。
伸びる順番
- 手元を見る癖を外す。 画面とキーボードを往復している間は、視線の移動時間がそのまま速度の上限になります。この段階では遅くていいので、見ないで打つことだけを守ります
- 指の担当を固定する。 どのキーをどの指で打つかが毎回変わっていると、打つ前に選ぶ時間が発生します。担当が決まると、考えずに動く部分が増えます
- 速度を上げる。 ここで初めて時間を計ります。上の2つが入る前に計ると、遅い理由が「見ているから」なのか「迷っているから」なのか分かりません
ミス1回の損は、打鍵1回ぶんでは済まない
1文字打ち間違えると、失うのは1打鍵ぶんの時間だけではありません。
- 間違いに気づく時間 — 画面を見て、違うと判断するまで
- 消す時間 — 何文字戻るかを決めて、その回数だけ削除する
- 打ち直す時間 — 元の位置まで打ち直す
- リズムが切れる — 次の数文字が慎重になって遅くなる
だから正確さを上げると、速度を上げなくてもスコアが伸びます。 「速くしたい」と思ったときに最初にやるべきことが、実は「間違えない速さまで落とす」であるのはこのためです。
ローマ字入力は、同じ音でも打鍵数が違う
日本語のローマ字入力には、同じ音に複数の打ち方があります。 どちらでも変換されますが、打鍵数が違います。
| 音 | 打ち方A | 打ち方B | 差 |
|---|---|---|---|
| し | SI(2打) | SHI(3打) | 1打 |
| ち | TI(2打) | CHI(3打) | 1打 |
| つ | TU(2打) | TSU(3打) | 1打 |
| じ | ZI(2打) | JI(2打) | 同じ |
| ふ | HU(2打) | FU(2打) | 同じ |
| ん | NN(2打) | N(1打・次の文字による) | 最大1打 |
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短いほうに統一すると、長文で効いてきます。 「し・ち・つ」が1打ずつ減るだけでも、1,000文字書けば数十打の差になります。ただし普段の癖を書き換えるのは、速度の練習より先にはやらないでください。担当の指が固まる前に打ち方を変えると、両方が中途半端になります。
測るときは、条件をそろえる
伸びているかどうかを見たいのに、測るたびに条件が違うと分かりません。回数を増やすより、条件をそろえるほうが効きます。
- 同じキーボードで測る。 ノートPCと外付けでは打鍵の深さが違い、スコアが変わります
- 時間帯をそろえる。 疲れているときの結果と朝の結果を混ぜない
- 1回の結果で判断しない。 数回の中央あたりを自分の現在地とみなします
練習の総量より、条件のそろった記録のほうが伸びを見せてくれます。 伸びが見えることが、続けられるかどうかをほぼ決めます。
まとめ
- 速度は3番目。 手元を見る癖 → 指の担当 → 速度の順です
- F と J の突起で位置を戻す。 置き方ではなく戻り方が本体です
- 正確さを上げると、速度を上げなくてもスコアが伸びる。 ミス1回の損は打鍵1回ぶんでは済みません
- つづりは短いほうに統一する。 ただし指の担当が固まってからです
- 測る条件をそろえる。 同じキーボード・同じ時間帯・複数回の中央値
よくある質問
- Q. タイピングはどのくらいで速くなりますか。
- 期間は練習の頻度と現在地によって大きく変わるため、当サイトでは目安の月数をお示ししていません。伸びを確かめたい場合は、同じキーボード・同じ時間帯で定期的に測り、複数回の中央あたりを現在地として比べてください。
- Q. ブラインドタッチはどうすれば身につきますか。
- 手元を見ないで打つことを先に守り、速度は落として構いません。F と J の突起を触った感触でホームポジションに戻る動作が定着すると、画面から目を離す回数が減ります。速度はその後です。
- Q. 「し」は SI と SHI のどちらで打つべきですか。
- 打鍵数だけで見れば SI(2打)が短くなります。日本語入力ではどちらも変換されます。ただし普段の癖を書き換えるのは、指の担当が固まってからにしてください。両方が中途半端になると、かえって遅くなります。
- Q. 「ん」はどう打つのが確実ですか。
- NN に統一すると、次に何の文字が来ても確定します。N 1回でも確定する場合はありますが、次の文字によっては確定せずに打ち直しが発生します。1打多くても、打ち直しが起きないほうが結果として速くなります。
- Q. この道場は何ができますか。
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この記事の出典
制度は改正されます。手続きをする前に、必ず上記の一次資料または 所管の窓口で最新の内容をご確認ください。